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そういうわけで、まずは第一回、GWスポーツのウインタージャケットをご紹介します。

唐突ですが、これをお読みの方、ライディングジャケットを選ぶとき、どんなことをポイントにしますか?ポイントになりそうなものを挙げてみましょう。
 ・デザイン、色。特に乗っているバイクの雰囲気、色に合わせたい。
 ・サイズ、着心地。
 ・機能性。
こんなところでしょうか?まずは、このような観点から、このジャケットを見ていきます。
まずデザインですが、正直、巷にはもっと派手なジャケットもあるでしょうが、まずは押し出しは強くないものの(ちなみにこのジャケットは他に黄色とシルバーが用意されています)、まずファッショナブルと言えるのではないでしょうか?前ポケットとデザイン上のスリット(キャラクターラインて言うのでしょうか?)がシームレスになっていたり、意外とありそうでなかったものです。また、このようにライダーが着ていない状態では、わかりにくいのですが非常にスリムでややタイトに出来ています。単独で見るとカッコいいジャケットも着てみると意外にそれほどではない、ということはこのジャケットにはありません。
次に、サイズ着心地ですが、まずこのジャケットを試着してもらうと、正直キツメに思えるかも知れません。でも、これが実際にバイクに跨ると状況が変わります。左の写真では若干わかり難いのですが、腕、肩等の部分が立体裁断されており、これはライディング時にベストとなるようになっているのです。加えて、体にフィットしているということは、実走行でバタつかない、ということで疲労軽減につながるのです。このように、着たときの印象が楽なものが、果たして必ずしも良いライディングジャケットとはいえないのです。
次に機能性ですが、まずは左の2枚の写真を見てください(クリックすると大きくなります)。左は後ろから襟とネック部を見たもので、右はそれを内側から見たものです。この部分はニット素材になっています。みなさん、長距離をされたときに首が疲れませんか?前傾のポジションのみが原因でなく、ジャケットから来る疲れもあるのです。この部分をニットにして伸縮性を持たせることで、負担を軽減しているのです。
次は、右の写真をご覧下さい。これはジャケット前側左下についている、チケット入れです。高速道路、有料道路で、チケットをしまう場所に困ったことはありませんか?また取り出すのに時間が掛かったりしませんか?このような些細な心配や、チケットを探す際のちょっとした視線の動きが、思わぬ事故に繋がったりするのです。
ジャケット後ろ
ジャケット後ろ内側
内ポケットインナー
内ポケットアウター
さて、このジャケットは3シーズン使えるように、インナーが外せるようになっていますが、まずインナー側に、携帯等入れられるポケットが付いています。さて、このジャケットではインナーを外してもアウター側にもポケット同じ位置にあります。当たり前なようですが、私自身も、インナーにポケットがあっても、アウターにポケットのないジャケットを持っています。季節が変わっても、機能性が低下しない、意外に大事なポイントです。
二の腕ベンチレーション
背中ベンチレーション
このジャケットは、インナーが外せることは前述の通りですが、逆に春が来て暑くなってしまったとき、困るのがジャケット内部の蒸れです。そんなときでも、二の腕ベンチレーションと背中ベンチレーションで、蒸れを防げます。特に背中の開口部が非常に大きく、これならば蒸れないでしょう。
機能性では、他に調整可能なネック周り、二の腕の部分の太さ調整、ウエスト部分の太さ調整等、まだまだ充実した機能があります。
さて、通常であると、ここで終わるのでしょうが、ここからが重要なところです。

そもそもライディングジャケットを着る理由はなんでしょうか?そうです、転倒しても怪我をしない為というのが一番大事です。そういう意味では、このジャケットには、肩と肘のプロテクターが標準で付いていますし、オプションで背中のプロテクターも取り付けできます。
それに加えて、左の写真をご覧下さい。この背中のワッペンは夜中になると反射します。被視認性の向上に非常に役に立つのです。事故をしないように心がけても、特に夜間にはもらい事故の発生の可能性がどうしてもあります。そのような時に、小さいことですが、これが非常に利くことになります。
さて、日本よりさらに速度が速く、夜間が暗いドイツのアウトバーンでは、ライダーは必ず反射するものを身に付けています。単車にはテールライトや、ヘッドライトがあっても、それだけでは防衛するのに役不足なのです。特にバイクなのか、車なのか判断してもらうにはこのようなプラスアルファのものが必要です。
さていかがでしょうか?このジャケットはもとより、良いライディングジャケットの選び方もお分かりいただけたかと思います。

さて最後に、このGWSリアルライドジャケットですが、某YM誌12月号でも紹介され、絶賛されています。”久しぶりに買いたくなった”と言わせるまでの逸品。みなさんもお試しください。
定価¥38,000