お待たせしました。ついにレビューも4回目となりました。
今回も大仰なタイトルが付けさせてもらいましたが、、前回の普段の使い勝手に引き続き、今回は初回メンテナンスをしてみましたので、そのときに見つけたことを書いてみます。そしていよいよTamaShop流の料理を開始。ページの最後まで、ぜひお付き合いください!

 そういうことでTamaShop試乗車のZ1000ですが、初回の点検を走行約600kmで行なってみました。初回の点検といえば、なにはさておき、オイルとフィルターということで、まずは、左下の写真の中央部に見える一番太いボルトがオイルドレーンボルトですが、これを抜いて、さらに下の写真のオイルフィルターを取り外します。ご覧のとおり、いずれも整備性は文句の付けようがありません。そして、オイル3.3liter(今回はWAKO'Sの4CT 15W50を入れてみました)と新フィルターを組み付けます。ちなみにこのフィルターはZX-12R/9Rと同じものです。
 次はもちろんドライブチェーン。Z1000の場合はカワサキお得意のエキセントリック型のアジャスターではなく、ご覧のとおり、ZX-9Rと同じタイプのアジャスターとなっています。ちなみに、この車両はかなりの初期伸びによる緩みがありましたので、目盛りにして半分程度張りなおしました。なお、ドライブチェーンまわりからと思われる音が気になっていたのですが、張りなおしてかなり良くなりました。ちなみに、ドライブチェーンの調整は車載工具で十分に出来るようになってます。
その他、初回点検として、スロットルケーブルや、クラッチワイヤー、冷却水やブレーキフルード量、各部締め付け等々、色々確認しましたが全て規定値でOKでした。
 ・・・というわけで、オイルを交換して走ってみた感じは、かなりクラッチの切れがかなり改善された感があります。一方硬いオイルを入れたからでしょうか、水温60度くらいまでの間、ニュートラルを見つけるのが少々難しい感じです。もっとも暖まってしまえば全く問題ナシです。さらに、これから気温が上がってくれば問題にならないのでしょうが・・・
 さて、ここはついでという感じでさらにシートとタンクを取り外してみました。外した状態は右の写真のとおりです。この状態でスパークプラグの取り外しが出来るようになりますが、正直1番と4番(つまり4気筒ある内の、一番右と左のシリンダー)は楽に取り外せるものの、2番と3番はフレームと冷却水のホース類に挟まれて、相当に難儀です。さらに加えてこのバイクにはスティックコイル(イグニッションコイルとプラグキャップが一体になったもの)が採用されているので、下手にキャップを引き出そうとすると内部を壊してしまう可能性があります。ここはひとつ、販売店におまかせしましょう。なにせこのスティックコイル、壊すと一つ約一万円しますので。
 なお、ちなみにこの写真で見える、太い二本のメインフレームですが、参考に太さを測りましたら、直径49mmもありました。これが太いかどうかは、一概にはいえませんが・・・
 左の写真は、シートを取り外したところを上から見たところです。右に見えるのがバッテリー、中央に見えるのがエアクリーナーボックスのダクト(吸気口)です。
 さてこのダクトを取り外しますと、エアクリーナーエレメントが現れます。ちなみにダクトですが、メインハーネスが少々邪魔をしてまして、取り外すのにちょっとコツが必要です。ハーネスから伸びるリード線を切ると厄介ですので、これまた自信の無い方は販売店にお任せしましょう(^。^)。
ちなみにエアクリーナーエレメントは下の写真のとおり、ろ紙タイプで、いわゆるオイルを沁み込ませて使う湿式ではありません。このためある程度走行したら、これを丸ごと交換することになります。
 さらに下の2枚の写真は空気取り入れのダクトです。

エアクリーナーのダクトを外したところ

エアクリーナーエレメント

エアダクトの空気取り入れ口

同じくエアダクトをエアクリーナーエレメント側からみたところ
 次は、オプション設定されているシングルシートカウルが届きましたので、早速取り付けてみました。
 取り付け自体は、非常に簡単でキー一つで取り付けできます。また純正品だけに、沿い等も完璧でした。ちなみに、ノーマルのパッセンジャーシートの上に被せるのではなく、シートを取り外した上で取り付けます。ちなみにこのシートカウルを裏から見ると、下の写真のようになっています。
 あとこれまで謎であった、シングルシートカウル左側前のスリットですが(左の写真をご覧下さい)、ヘルメットホルダー用と判明しました。考えてみれば、このスリットが無ければヘルメットホルダーが使えませんよね・・・

シングルシートカウル取り付け状態

シングルシートカウルの裏側

 さて、ここからが今回の本題になります。左の写真は何でしょう?
 そうです!(恐らく)日本初のZ1000専用エンジンプロテクターを現在TamaShopでは開発中で、写真はそのプロトタイプです。ちょっと、細かいところでは、2本のスリットが入っており、これがラジエターカバーのスリットと調和するようになってます。
 もちろん、この白いままでは13日の金曜日のジェイソン君みたいなので、完成品には色が塗られます。
 こんなに薄いので大丈夫なのか?ということですが、ちゃんと転倒したときに最初に当たるように考慮してあります。立ちゴケ等では大分効力があるはずです。

プロテクター左側

プロテクター右側
 さて、完成品が出来ましたら、ここで報告します!
今のところ、4月初旬にはなんとか・・・といったところです。これまでのエンジンガードと違い、このようなカタチにするとお好きな色もいろいろ選べるようになりますし、取り付けも簡単。しかも傷が入っても交換も簡単、ということで、新しい定番アイテムになってくれればいいな、などと考えてます。

左右並べたところです。結構複雑な形状をしてますね

さて、だんだん面白くなってきたZ1000ですが、まずはエンジンプロテクターの完成を次回はご報告できると思います。
そしてまだ、これだけでは終わりません!次は何をするか、ご期待下さい!

3月20日追加!
エンジンプロテクタの次のプロトタイプが出来ましたので、写真をお見せいたします。今度はシルバーに塗装されてます。下の写真をクリックすると大きいイメージになります。
なお、このプロトタイプは3月23日のK's Meetに展示します。ご興味のある方、お見逃し無く!
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TamaShopで今、”ほっと”なバイクを紹介します。
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