カワサキオートバイタマショップ     
平成18年 7月 1日更新       
ER−6nがやってきた!


2006年1月某日、初めて多摩ショップにやってきた
ER−6n、今はすっかり慣らしも終わり2000 kmを
越える走行距離となりました。
そこで、ファーストインプレッションから次なるステップ
「ツーリングインプレッション」をアップしたいと思います。

☆ER−6nファーストインプレッション編♪
こちらから ↑ ↑ ↑ ↑ 飛べます。


西湘バイパス国府津パーキングで休憩です。
そういえば、平日のわりには結構バイク達いますよね。
みんな、この天気に誘われたんでしょうかねぇ!?

春真っ盛りのある月曜日、お店の定休日を利用して
平日に集まれる仲間に声を掛け、ER−6 nでツーリング
してみました。でっ、どうせならワインディングロードを
走ってやろう!という事で、ワインディングの王道「箱根」
そして「奥多摩」へ走るルートでツーリングしてきました。

さてツーレポの前に、今回のツーリングで道連れになった
メンバーを紹介しておきたいと思います。

☆W650 のK君
(途中、箱根で離脱。)
☆ZR−7S&ゼルビスのT夫妻
☆ZEPHYR−XのMさん
☆そしてER−6 n が私
(普段の愛車はZEPHYR1100です。)

総勢5名でのツーリングスタートとなります。

この日は、まさに「春のツーリング日和」といえる快晴。
少し遅めの時間に、国道129号沿いのマックで集合!
を、約束。余裕を持って自宅を出て、途中のコンビニで
まずはZEPHYR−XのMさんと合流しマックへ向かう。
ここまでは余裕だったつもりが、途中で渋滞にハマリ
30分以上遅刻してマックへ到着する事になりました。
ここでWのK君そして7S&ゼルのT夫妻と合流です!
それにしても、一番に集合場所に着いて、30分以上も
待ちぼうけしていたWのK君、ホント申し訳ないっす。
<(_ _)>

さて、気を取り直して「箱根へ向けて、いざっ出発!」

国道129号を走り始めたのもつかの間、またも渋滞。
余裕のある場所はスリ抜けし、やっと国道246号に合流
厚木を抜けて、小田原厚木道路の側道を通り大磯まで
辿り着く。がっ、国道1号に出たらまた渋滞。。。(T_T)
これはさすがにキツかった。即、出てきた西湘バイパス
入口に飛び込んだのは、言うまでもありません。

さて、ここでER−6 n の「渋滞路インプレッション」
と、いきましょう。

まず、結論から言うと「渋滞路は得意な状況ではない。」
という事が判りました。同じ650ccでもW650のそれとは
大きく違い、650ccでそれなりのパワーを出している事もあり
「渋滞路でのノロノロ速度は少々辛いな!」というのが本音
でした。もちろん、スポーツツインなら、これは当然の事
ですが、インジェクションの効果もあり、スロットルの操作に
対して、エンジンのギクシャク感がダイレクトに伝わってくる
ので、1速のギア比も関係してか、ラフにクラッチをつなぐと
即エンスト・・・(T_T)もちろん、慣れの問題もありますが
クラッチの操作に、かなり気を使う状況になりました。

一昔前に比べれば、かなり優秀なインジェクションになって
いるはずですが、極低速域での扱いが、スロットルに対し
シビアなのは、エンジンの特性が加わってしまうと仕方の
ない事かもしれませんね!?さすがに、マルチのようには
いかないという事が分かりました。



さて、渋滞から逃げ込んだ西湘バイパスを気持ち良く走り
途中、国府津パーキングで休憩をして、渋滞の疲れも
抜けたところで、箱根へ向けて出発!きれいな海を左に
眺めながら、気持ち良く西湘バイパスを流していきます。
そして、いよいよ箱根エリアへ突入です。

さて、ここで箱根エリア突入前、西湘バイパスでの
ER−6 nハイウェイインプレッションをお伝えしますね。

エンジンパワー&車体共に、リッタークラスに負けない
余裕を感じる高速走行でした。料金所からのスタート
アクセルをワイドに開けて加速していけば軽く100Km
オーバーの世界へ到達します。もちろん、高速安定性も
悪くありません。174キロという軽い車重の割に、高速時の
フワつき感は無く、レーンチェンジの時に、重さを感じるか
といえば、もちろん全然そんな事はありません!
いたって快適な高速走行をする事が出来ました。

おまけ的な話ですが、今回のハイウェイランで予想以上の
効果を感じる物がありました。それはオプション装着した
「ハリススポイラー」普段ゼファー1100に乗っている私には
80Kmを越えてくると胸元からお腹の辺りに感じる風が
違う事を、ハッキリ体感しました。小さいながらも効果絶大!
ハリススポイラーの実力、なかなか恐るべしです。

さて、西湘バイパスを降りて、国道135号を真鶴方面へ
向かい、有料を避け一般国道の真鶴旧道で湯河原へ。
そして、やってきました「椿ライン」平日という事もあり
笑っちゃうくらい車の少ない事(嬉)そこで、WのK君と
ZR−7SのTさん(旦那)二人には先行してもらい
私はゼファーXのMさん、そしてゼルビスのTさん(嫁)を
引き連れて、頂上の大寒山ドライブインを目指します。
椿ラインが始まる温泉街から、頂上のドライブインまで
気持ちよぉ〜く、流す事ができました。

では「ワインディングインプレッション・登り編」を・・・

ER−6 n、まるでこの時を「待ってました!」とばかりに
気持ち良く走ります。まずは2000〜4000rpmを使って
走ってみました。マルチに比べ良く効くエンジンブレーキを
利用すれば、登りコーナー入口の制動力は申し分なしです。
(フロントブレーキは補助的に使うだけで十分でした。)
174キロという軽い車重の割に、想像以上に安定した
コーナーリング!なのに切り返しは、右へ左へバッチリ軽い!
もちろん、コーナー立ち上がり加速は十分な力を発揮して
キツイ登りも駆け抜けていきます。

そして、4000〜6000rpmあたりになると、今までより
格段にパワーが盛り上がり、かなりの勢いで駆け登ります。
ライトウェイトスポーツツインエンジンの、その加速感は
重たいリッターマルチを乗り継いできた自分に「こりゃあ
怠けていた感覚を呼び起こす必要あり!」と諭された
瞬間でした。(;^_^A



西湘バイパスを走行中!
ちょ〜っとピンボケてしまいました。
てか、私の肩にピントが合うなんて・・・(;^_^A
でも「空と海」気持ち良さそうでしょ!?


箱根スカイライン出口、長尾峠を前に一服です。
春の気持ち良い風、青い空、眺めの良い景色
休憩の時間も、また楽しい時間です。

椿ラインを無事に登りきり、大寒山ドライブインで休憩。
次なるステージへ向かっていきます。

そうそう、ここで残念ながらWのK君とは、お別れです。
なんでも仕事の都合で、帰らないと大変な事になるとか!?
休憩時間を利用して、ER−6nの試乗をサクっと終らせ
一人ターンパイクを小田原方面へ向け下っていきました。

そしてツーリング本体も出発です。

ヤッパリ箱根と言えば「芦ノ湖&箱根スカイライン」ここを
通らずに「箱根に来た!」って事を語れませんよね!?
(えっ、そんな事ない?普通はターンパイクの方?・笑)

大寒山ドライブインから芦ノ湖畔沿いに出て、国道1号を
三島方面へ向かい、芦ノ湖スカイライン入口へ向かいます。
さぁ、料金所で支払いを済ませ出口に向けてスタートです。
ここで、ZR−7SのTさん(旦那)には出口まで一人先行させ
私はゼファーXのMさんとゼルビスのTさん(嫁)を引き連れ
芦ノ湖、そして箱根スカイラインを一気に走る。これがまた
アっという間でした。全員が気持ち良く流しているもんだから
出口までが近い近い。先行したTさん(旦那)も待つ事なく
全員合流となりました。
(いやぁ〜楽しい事ってホントにアっという間ですね!?笑)

料金所を出て軽く休憩。そして、今日一番タイトな下り坂が続く
長尾峠へ向かいます。でも、ハードだろうと思っていた長尾峠も
全員、気持ち良く走れて、アっという間でした。

さてそこで「ワインディングインプレッション・下り編」です。

ER−6nで走るワインディング登りは「なんて楽しいんだぁ!?」
と思ってましたが、イヤイヤどうして、下り、しかもタイトターンが
続くようなステージ。それはまさに、ER−6nのためにあるような
ステージでした。ライトウェイト、制動力の良さと切り返しの良さ。
立ち上がり加速の良さはタイトターンの多い下りステージで
絶対的な武器になりますよね。

ツインエンジンの強力なエンジンブレーキと前後ブレーキで速度を
コントロールしつつ、フロントフォークを縮めてあげ曲がりたい方へ
軽く腰を入れ、視線を移動してあげればコーナーリング完了!
そしてまたアクセルを開けて次のコーナーへ。即座に向きを
変えなきゃいけないタイトターンが続く長尾峠でも、すいすいと
走っていました。ER−6nはライダーが思ったように右へ左へ
向きを変え、下り坂をおりていきます。



さて、気持ち良く箱根エリアを走り抜け、御殿場に
出たところで、バイクも人間も、ご飯の時間です。
まずは、それぞれの愛車達を満タンにし、次に人間も
美味しいご飯で満タンです。ちなみに私は、ハンバーグを
食べました。美味しかったですよ。(笑)

ここからは、少し退屈な移動区間です。

食欲満たされると、どうしても出てくる欲求を抑えつつ
御殿場から国道138号で籠坂峠を抜けて山中湖へ。
更に強くなるその欲求と戦い、湖畔沿い国道413号を
左回りで道志道へ。あまりの激しい戦いに(笑)時折
負けそうになりつつ、なんとか道志の道の駅を越える。
そして、県道24号へ入り都留へと向かいます。

いやぁ〜ここまでの区間はホントにヤバかった。
常にペースカーがいたという事もあり眠い眠い。
ホントに辛かったです。(T_T)

さて、気を取り直して、楽しく走れるステージの始まりです。

実は個人的に、この道は大好きなんです。いつ通っても
気持ち良く流せる道で、道幅も広目でコーナーもキツ過ぎず
ユル過ぎずのワインディング。それに何より、いつ通っても
交通量が少ないんです。おかげでヤバかった睡魔も一気に
吹っ飛んでいきました。(笑)
先頭は私ER−6 n、ゼファーX、ゼルビス、ZR−7Sと
4台つながり気持ち良く都留まで駆け抜けていきました。








大月で休憩したコンビニ駐車場
松姫峠を前に、バイクも人間も一服タイムです。




さて、またも退屈な移動区間です。

都留で国道139号に合流し、大月方面へ向かいます。
今まで走ってきた道が道だけに、普通の交通量が多く
感じる始末。(笑)軽くうんざりです。
そして、大月で国道20号に合流し、今日一番のステージ
松姫峠へ向かいます。と、その前にコンビニで休憩です。

さて、ご存知の方もいると思いますが、これから抜ける
松姫峠は地図上で国道139号として表記されています。
がっ、正に国道とは名ばかりの道で、民家のある集落を
抜ける時は、急に道幅が狭くなり、かと思えば、2車線で
広めの道、気持ち良く流せる!という区間もあり。
そしてトドメは、ダムを越え峠の中腹から小菅までの区間
今日一番のハードコース!?道幅も狭く切り立った山肌を
左右に見ながらヘアピンやブラインドのオンパレード♪
でもそれはER-6nにとって楽しいコースでした。


今日一番のハードな区間、松姫峠も無事に通り越え
そのまま小菅も通過。最終ステージ「奥多摩周遊道路」
ダム側入口へと、やってまいりました。

さて、ここでラストワインディングインプレッションです。

朝から走ってきたおかげで、パワーフィーリング、そして
車体のフィーリングにも慣れ、コースも走りなれた奥多摩
という事で、今までよりもハイペースで楽しんでみました。

ダムを左に見ながら、少し長め緩い登りのストレート
今までよりもアクセルをワイドオープンに!エンジン回転を
4000 rpm以上にキープしつつ、各コーナーにアプローチ
クリアーしていく。そして、立ち上がりのストレートでは
今日一番という勢いでアクセルをワイドに開けていく・・・。
いやぁ〜ビックリです!恥ずかしながら、トップエンドまで
回しきれませんでした。(;^_^A

仮にも普段からゼファー1100に乗っているわけで
もちろん、それなりの加速感にも慣れているつもりでした。
ところが、ぜファーよりも低い回転数から立ち上がってくる
その鋭い加速感に圧倒されていました。軽量マシンと
重量級マシンの加速のそれは、大きく違う事を再認識する
事になった訳です。

話し戻りまして。。。

今までよりハイペースで駆け上がっていくも、ストレートでの
不安感は無く、ブレーキングも登り編で書いた通り、十分な
ストッピングパワーを示してくれるので、安心してコーナーへ
アプローチできます。ペースが上がったのに合わせて素早く
腰を入れ、曲がりたい方へ視線を送れば、まるで決まっている
ラインがあるかのように、コーナーを抜けていきます。そして
コーナー切り返しの軽さは、正にER−6nの真骨頂!
アクセルにブレーキワーク、軽くステップを踏み腰を入れれば
「ハイハイっ!」ってな感じで切り返していきます。
それはもう、進めば進むほど楽しくなる。という感じでした。
もちろんコーナーリング最中の安定性もバッチリです!

登りが終わり、続いて下りへ!途中、都民の森で休憩をし
更に五日市方面へ下っていきます。

都民の森から先は、2車線だけどタイトでキツ目の下りが
続く区間。登りに比べて常用回転は2000〜4000 rpm。
ただしアクセルは、今日の下りコースの中で、一番しっかりと
開けていくように、してみました。

いやぁ〜コレがまた楽しい楽しい!改めて軽いバイクの
下り坂は、こんなにも楽しいのか!?と実感しました。

下り坂という条件も手伝い、必要以上にエンジン回転数を
あげなくても、アクセルをワイド気味に開けていくだけで
十分に加速していきます。そして、コーナーアプローチで
登りの動作にプラスして、少しシッカリとフロントブレーキを使い
フォークを沈めると、それは気持ちいいくらいに「クイっ!」
と、向きを変えていきます。

楽しく走れる区間も終わり、武蔵五日市の駅が見えてきました。
今日のツーリングも無事に終了、解散の時を迎えます。




奥多摩周遊道路の五日市側にある都民の森で最後の休憩・・・
のはずが、月曜日は休園日。シッカリと閉まってました。(T_T)




今回の道連れメンバーです!
西湘バイパス、国府津パーキングでの一コマ。
蒼い海に青い空!最高のツーリング日よりでした。
みんなの笑顔も最高ですね。
(一人、怪しいポーズ決めてるのがいますが!?・笑)



そう、最後に燃費のお話をしましょう。まずはデータから!

☆街中、通勤メイン ⇒ 16〜17 km/ L
☆箱根&奥多摩ツーリング ⇒ 26 km/L


今回のツーリングでは、上記のような好燃費を記録しました。
走り方、コースによっては、まだ記録がのびそうな予感です。
それにしても、使用状況の差とはいえ、凄い変わりようですね?

さて、最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
レポートしてる者に文才が無いので、少々読みづらかったと
思いますが、少しでも参考になればな!?と、思います。

そして、今回一緒に走ってくれた皆、ありがとね。<(_ _)>
また、一緒にツーリングしましょうねぇ!


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